鉄のタケノコ
石筍(セキジュン)
ご存じ、鍾乳洞の天井から滴り落ちた水滴が固まり、まるで地面から生えるようにそびえ立つ“石のタケノコ”です。この石筍はとても大きいですね!
さて、なんと当社には鉄のタケノコが生息します。滴り落ちるのはまさに鉄、その様子がこちら・・
そして・・・
鉄筍(テツジュン?)
作業者が仕事の思い出を楽しんでいるかのようです。
アメリカ矯正学会出展
AAO 2013 @ Philadelphia
5月4日から4日間、ヘッドデンタル伊藤社長とタスク加藤主任と3人で出展してまいりました。当社としては3月のIDS(ドイツ、ケルン)に続いて、本年海外での二度目の展示会出展となりました。
AAOは米国内で毎年開催されますが、開催地が毎回変わる学会です。日矯も同じですね。昨年のハワイ州ホノルル(アラモワナ)に続きまして、今年は全米第5都市ペンシルベニア州フィラデルフィアでの開催でした。なお2014年はジャズの街ルイジアナ州ニューオーリーンズ、15年は私の大好きな街カリフォルニア州サンフランシスコでの開催が予定されておりますが、ちなみに14年ニューオーリーンズ大会にお出かけ予定の皆様、ちょうど全米規模のジャズフェスティバルと日程がカブっているそうですので、お宿のご手配はお早めにどうぞ!
さて、今年のフィラデルフィア大会ですが、予想よりもご来場者数が伸び悩んだ割には契約実績は現実的当初予測を上回りまして、と申しましても当初の野望的自己目標には至りませんでしたが、昨年まではただ通り過ぎて行かれた先生方も今年は足を止めて下さったですとか、その上にお一方のご購入数量が多かったですとか、世界的には特定層の個人景気が上向いているのかな?という印象を受けました。また会場の全体的な展示内容においては、大手数社がデジタル製品を強く推しておられた以外では、目新しい器材は見つからなかったというのが大方のお声であったと思います。
さぁ次回は、音楽観光もありますしご来場者多数だろうと予測されるニューオーリーンズ大会です。上向いているかもしれない経済と、輸出業にはありがたい円相場の推移には期待をしつつ、我々は新規開発製品のお披露目をご来場者のお楽しみにして頂きたいと考えております。
あれから2年、社内に残る瓦礫の整理
あの瞬間の私は、地元那須烏山市の山道で運転していました。そのウィッシュは会社の車でしたが、社内には車管理者の設置はありませんでしたので、激しく揺れだした車に「メンテナンス不足でホイールのナットが外れ、今にもタイヤが取れそうになっている」と診断を下し、すぐに道路脇に停止させました。それでも止まらない揺れを感じた時に初めて、大変な地震が起きていることを知りました。震度6強でした。
さて、あれから2年が経過しましたが、社内には未だ瓦礫が写真の通りございます。ネジ、ナット、ワッシャー、バイト・・・等々の細かな資材が全て棚から投げ出されミックスされたものです。この選別が未だに終わりません。
太さ3mm・長さ5mmで頭の平らなネジと、これで長さだけ6mmのネジ、はたまた同じ寸法で頭の丸いネジ、いったいネジだけでも何種類あるのやら、センベツセンベツ・・(@_@;;)
Fリーダー、ラストスパート宜しくお願いします。
5軸マシニング
昨年導入しましたマツウラ機械の5軸マシニングセンターをご紹介します。ジルコニア切削のCAD/CAMを大きくしたものとご想像ください。
動画は何も削っておらず、可動範囲を往復する準備運動をしているときの様子です。こういった機械もある程度の暖機が必要でありまして、この準備運動をさせませんと、野球でいう肩を壊したり、ノーコンなボールを投げたりしてしまいます。こと、一桁ミクロンの寸法を要する加工では、更に室温や切削油温などまでも細かく調整しないとなりません。生活温度の範疇であっても金属が伸縮しているのですね。
5軸加工!として各メーカーがアピールするのは、船のスクリューや航空機のプロペラが良くあります。あの曲線を一回で削り出してしまうのは圧巻です。この5軸もその加工は出来るには出来ますが、実際に自社で恩恵を受けているのは、チャッキング(材料を機械に取り付け固定する作業)回数が削減されることです。これによって、寸法精度が上がり、材料につける傷も削減できます。
開発のご相談も随時受け付けておりますが、ご見学だけでもお気軽にお声かけください。
2013年の想い
品質の向上に努めます
皆様明けましておめでとうございます。これまでに参加した新年会や賀詞交歓会などでは、巳年は商売に良い年であり、現に年明け時点では日本経済に有利な方向で金融市場が動いており、等々、ここ数年間では良い話が最も多くご挨拶に織り交ぜられていると感じました。ぜひこれが方々で仕事納めのご挨拶になりますよう期待をするところでございます。
さて、この期待を自分ではどう具現化するかということですが、当社では本年、品質の向上に改めて力を注いで参ります。お客様からのご要望やクレームも年々変化されているのを私は昨年特に感じまして、製品は良くて当たり前というメーカーの職責を改めて見直したいと考えております。ユーザーの方々だけでなく、製品を届けてくださる流通の方々の声もお聞かせ頂きまして、今年は私自身も製造現場で過ごす時間を増やし品質の向上に努めて参ります。
診療・技工のお役にたてますこと、そして日本経済発展に僅かでも貢献をできますこと、これを品質で実現するべく本年進んでまいります。皆様のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。