5軸マシニング
昨年導入しましたマツウラ機械の5軸マシニングセンターをご紹介します。ジルコニア切削のCAD/CAMを大きくしたものとご想像ください。
動画は何も削っておらず、可動範囲を往復する準備運動をしているときの様子です。こういった機械もある程度の暖機が必要でありまして、この準備運動をさせませんと、野球でいう肩を壊したり、ノーコンなボールを投げたりしてしまいます。こと、一桁ミクロンの寸法を要する加工では、更に室温や切削油温などまでも細かく調整しないとなりません。生活温度の範疇であっても金属が伸縮しているのですね。
5軸加工!として各メーカーがアピールするのは、船のスクリューや航空機のプロペラが良くあります。あの曲線を一回で削り出してしまうのは圧巻です。この5軸もその加工は出来るには出来ますが、実際に自社で恩恵を受けているのは、チャッキング(材料を機械に取り付け固定する作業)回数が削減されることです。これによって、寸法精度が上がり、材料につける傷も削減できます。
開発のご相談も随時受け付けておりますが、ご見学だけでもお気軽にお声かけください。